山下卓の「神歌」という本を読みました。
この方、わたしの大学在学中にの非常勤講師やっていてそこで出会ったんですが。
とりあえず感想をぽ。
なんというか。
すごいですね。
ライトノベルが有名なのはなんとなく知っていたんですが。
話の作り込みというか構造というか。
表面的、文体的な美しさというよりストーリーとかその配置の仕方が。
すごいと思いました。
いくつもの出来事が複雑に絡み合って一つのゴールに向かっていくみたいな。
そういう文章はあんまり読んだ事ないのですが。
そのため最初の方名前が覚えられなかったりしたんですが。
ちゃんとしてる。
と感動しました。
元々頭の良い人なんですが。
映画というよりドラマに近い印象をうけました。
海外ドラマ的な展開の速さ。
それゆえ先が気になる。
謎が解決するごとに謎が生まれる感じ。
出来事と登場人物の感情と関係性が刻一刻と変化していくのがなんか。
それがわかりやすく伝わるのがなんか。
すごいなと。
分厚い本で読むの躊躇してたんですが。
実際に買ってから読み始めるまで半年以上かかったん。
たんたんたん…。
しかし読み始めてからは先が気になってスラスラと読んでしまいました。
「ノーサイドじゃ終わらない」も買ってあるんで読みたいと思います。
ふへぇ。
ほへぇ。
あと感情移入が軽くて良いですね。
大体本読んだり映画観たりすると主人公に感情移入しすぎてですね。
観終わったあとその人の感情の余韻にハマってしまうんですが。
なんかコレは。
全体が伝わって来て。
なんというか。
個の突出した感情じゃなくて全体の感情が伝わってきていて。
読み終わった後気持ち良いです。
それはこの小説の力かもしれないんですが。
話の内容としては逼迫している場面が多いのですが。
暗くないんですおね。
クッション的に挟んであるほのぼのとしたシーンが。
その差し迫ったシーンとのバランスをうまくとってる気がします。
すごいす。
もうよくわかんねっす。
いやーでも。
読めて良かった。
おちんちん。
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